手提げ紐の種類・取付方

紙袋の提げ紐は、重要な構成要素です。同じ重さの物を入れても、紐の種類によって重く感じたり、軽く感じたりもします。手に触れる部分なので、感触も大切です。見た目の美しさと共に、それぞれの紙袋の用途によって選ぶのがおすすめです。ここでは、弊社で扱っている紐の種類と、取付け方法をご紹介します。

手提げ紐の種類

PPヒモ

ポリプロピレンのテープを縒った紐です。ポリプロピレンは、荷紐として使われる強靭な素材です。適度な柔らかさと、軽さ、水に濡れても強度が変わらないことが特徴です。長時間の紫外線で劣化することが知られていますが、紙袋での使用には問題ありません。提げ紐の中で、最も安価です。お安く作るなら、PPヒモはおすすめです。36色からお選びいただけます。

紙単丸ヒモ

紙のテープを撚って紐状にしたもの。軽く、安価なことが特徴です。紙製ですので、水に濡れると強度が下がりますが、縒ってあるため通常の雨程度なら切れる心配はありません。紙の手触りが優しい印象です。和洋どちらの紙にも合います。リサイクル可能な素材なので、古紙回収で紙袋をそのまま出すことができます。24色からお選びいただけます。

紙三本ヒモ

細い紙単丸ヒモを三本合わせて縒った紐です。紙単丸ヒモよりも丈夫なことが特徴で、PP製やアクリル製のヒモに負けない強度があります。また、三本合わせているので、紙単丸ヒモよりも存在感があります。柔らかな紙の感触があり、こちらも和洋どちらにも合う紐です。PPヒモより高級感がありながら、単価は安いです。21色からお選びいただけます。

アクリル丸ヒモ

アクリル製の糸を組んで作られた紐。綿のような柔らかさがありながら、強靭なことが特徴。濡れても強度が変わりません。靴紐や巾着の紐に使われているのが、この紐です。提げ紐の中では高価な素材ですが、それだけ美しく、高級感があります。柔らかいため、そのままではくたっと倒れますが、中に芯を入れることで立たせることも可能です。48色ご用意しています。

アクリル平ヒモ

アクリル製の糸を平らに織って作られた紐です。布のような柔らかさが特徴。長めにとってショルダーバッグのように使える、アパレルショップの大型紙袋によく使われています。また、柔らかさが女性的なイメージで好まれ、コスメなど小さな雑貨を入れる紙袋にも使われます。紙ヒモよりも強度が高いです。36色からお選びいただけます。穴タイプのみ対応。

エクセルフィラメント

PPヒモと同じくポリプロピレン製ですが、こちらは糸状にした後にアクリル丸ヒモのように組んで作られています。強靭で、柔らかさと独特の光沢、発色の良さが特徴です。提げ紐の素材の中では、最も高価です。贈答品、ジュエリーなどの高額商品、ホテルなど特別な業種の紙袋に適しています。30色のバリエーションの中には、金銀に近い色味のものもあります。

ハッピータック

プラスチック製のハンドルです。提げ紐の中では最も強靭です。そのため、パックされた缶ビールのパッケージなどに使われています。また、ハンドル根本の凹凸を合わせると綴じることができるのが特徴。電車の網棚に置いても荷物が落ちません。また、中身を見られたくない物、大切な書類などを入れる紙袋に向いています。14色からお選びいただけます。

取り付け方法

穴タイプ

穴を開けて紐を通し、結び目を作って留める方法。OFJタイプよりも工賃は高いです。それは、紐を通す作業が手作業で行われているため。アクリル丸ヒモ、アクリル平ヒモ、エクセルフィラメントなど、柔らかい素材の紐と相性が良いです。

OFJタイプ

提げ紐を貼付けて留める方法。折り返し部分に切り込みを入れ、挟み込んでホットボンドで接着しているため、強靭です。抜ける心配はほとんどありません。口周りに台紙が入るので、形状もしっかりします。どんな紐でも対応できます。

ハッピータックタイプ

ハッピータックの下部のパーツで紙を挟むように取付けます。ハッピータックの下の部分を開くと、2つの突起があります。紙に小さな穴を上下に2つ開け、そこに突起を差し込んでパチンと合わせて取付けています。突起には返しが付いているので、抜けることはありません。