デザイン入稿の流れ Design draft of flow

データ作成には、二種類の方法があります。一つは、紙袋の展開図フォーマット(弊社がお客様のサイズに合わせたものを作成してお送りします)にデザインを入れていただくもの。もう一つは、正面、側面などの四角い枠に簡単に実寸データを作っていただくもの。展開図に入れる作業は、意外と面倒ですので、多くのお客様が後者の方法で入稿しています。

簡単デザイン入稿の流れ

STEP1 デザインデータの作成

step_01

データ作成には、DTPソフトが必要です。Adobe Illustrator(CS2)か、Adobe Photoshopにて作成して下さい。 底や折り返しなど、印刷可能範囲すべてを使うデザインの場合は、お知らせ下さい。紙袋の展開図フォーマットをお送りします。正面やマチだけのデザインの場合は、実寸でデータを作成して下さい。 デザインはプロに任せるのが一番ですが、簡単な図や文字の配置なら、知識のない方でも不可能ではありません。Illustrator、Photoshopは、30日間の試用無料もフル機能を使うことが出来ます。Adobeサイトからダウンロードできます。


STEP2 刷り色の指定

特色を使う場合は、色の指定を行って下さい。DICまたはPANTONEの色番号に対応します。色見本調が手元にない、番号が分からないという場合は、CMYKの数値から近似色の値をご提案いたします。 特色を用いるのは、色数が少ない場合です。例えば、紫色の地に黒で文字を印刷するなら、CとMを混ぜて紫に、Kで文字を印刷すると合計3版です。紫色を特色で調色すれば、特色版(紫)とK版の2版で済みます。版代も少なく、工程が少なくなるので価格が下がります。

STEP3 データ入稿

データを圧縮して、弊社アドレス(info@ino-ue.jp)までお送り下さい。 弊社独自のデータアップロードサービスは、現在のところご用意していません。メール添付できないサイズのデータは、以下のような外部のデータ転送サービスを使ってお送り下さい。 ●宅ふぁいる便 http://www.filesend.to/ ●firestorage http://firestorage.jp/

STEP4 最終データ

お客様からいただいたデザインを、紙袋の展開図データに配置します。お客様自身で展開図データを作成された場合も、データの不備をチェックし、塗りたしなどの修正を行います。最終データをお客様にお送りします。このデータをご確認いただいき、製版いたします。

STEP5 色校正

1版あたり9,000円で色校正(本機校正)をお出しします。本番と同じ紙、同じ印刷で、提げ紐を付けて紙袋の形状に組み立ててお送りします。 2版で18,000円、3版で27,000円、4版36,000円です。大量生産されるお客様は、必ず色校正でご確認いただくことをおすすめします。

STEP6 製造、納品

お客様の最終チェックのお返事をいただいてから、生産に入ります。最終チェックからおよそ15日~20日で発送いたします。

原稿の作り方のポイント

簡単なロゴ配置は、弊社で代行いたします。

デザイナーがいない、DTPソフトの使い方がわからないという場合は、データ作成を弊社がサポートいたします。ただし、できることは簡単なロゴ配置、住所や電話番号などの配置のみです。素材を用意する、ロゴをデザインするなど、ゼロからの製作はお受けできる体勢がありませんので、ご了承下さい。

展開図について

ご希望のお客様には、紙袋の展開図データをお送りします。折り返し部分や、底まで印刷を希望される方は、こちらをご利用下さい。 正面、裏面、マチにのみ印刷されるお客様は、展開図データにしていただく必要はありません。実寸で作ったデータをそのままお送りいただければ、弊社で展開図データを作成します。 いずれの場合も、塗り足し、塗り控え、トンボ、紙マークなどを入れた完全データは、最終的に弊社が作成いたします。

印刷可能範囲について

紙の表面すべてに印刷可能です。口周りの折り返し部分、底、マチなど。ただし、折り部分は微妙なズレが発生する可能性があるため、角に色の境界がきたり、小さな文字を入れるギリギリなデザインはしない方が無難です。