葬儀社様の紙袋の事例をご紹介します【s-109】

広島市にある葬儀社様の紙袋です。おそらく、香典返しを入れるためのものでしょう。紫色のグラデーションが厳かな雰囲気を醸成しており、安っぽさはほとんど感じません。そして、お香典返しは「後に残らないもの」としてお茶やタオル、せっけんなどが定番です。これらのものはあまり重たくなく、またこの紙袋が再使用されることもまず無いでしょう。この条件で必要十分な素材、加工を行い、コストカットを行ったものが今回の事例になります。

オーダー頂いた紙袋の仕様

カテゴリ 定形寸法(中サイズ)
業 種 葬儀社
枚 数 3,000枚
製品単価/枚 30円~
用 紙 晒クラフト 100g/㎡
サイズ 幅220×マチ120×高さ250mm
印 刷 1色
表面処理 なし
提げ手 OFJタイプ PPヒモ
オプション なし
運賃送料 無料
 

紙袋に使用した素材

 

安価でもきれいに発色する晒クラフト紙

晒クラフト紙はクラフト紙をほぼ真っ白になるまで漂白したもので下地が白くなるために印刷色が綺麗に発色するのが特徴です。今回の紫色のグラデーションも問題なく発色しているのがお分かりかと思います。 また、通常、印刷面の保護のためにニス引きなどを行いますが、こちらは再使用や長時間の使用はないので表面処理はせず、単価を抑えています。

紙の種類を見る

安価で強靭、色数が豊富なPPヒモ

PPヒモはポリプロピレン素材の紐を3本編んだ大変強靭な提げ紐です。引っ越しの際の荷作りなどで良く用いられるために、安っぽいイメージがあるかもしれません。しかし、色数が32色と豊富であるため、紙袋本体との色彩のマッチングいかんでは洗練されたイメージを出すことが可能です。今回の事例でも、紫色から白へのグラデーションに良く馴染んでいるのがお分かりかと思います。

手提げ紐の種類・取付方を見る

今回の提げ紐の取り付けは、人手を介さない安価なOFJタイプを使用してます。そして、用紙、提げ紐に最低限で必要十分な素材を用い、加工は省略、と用途に応じてコストカットしています。そのため、3,000枚という高ロットであることも加え、1枚30円台という価格でご提供することができました。