日本料理店様の紙袋の事例をご紹介します【s-93】

東京都の日本料理店様の紙袋です。こちらのお店は明治18年から続く老舗の天ぷら屋さんで、お持ち帰り用の天ぷら、天丼の折詰を入れるために使用する紙袋であると思われます。純和風で、お店の歴史や伝統を感じさせる筆書きのデザインは、左へ向けたグラデーションを網掛により表現しています。同じデザインモチーフをマチの部分にも使用していますが、こちらはベタ塗りの上に色の濃淡を変えて展開しており、紙袋全体の印象を引き締める効果を出しています。定型外特別寸法でご注文いただきました。

オーダー頂いた紙袋の仕様

カテゴリ 定形外特別寸法
業 種 日本料理店
枚 数 5,000枚
製品単価/枚 非公開
用 紙 片面晒クラフト 120g/㎡
サイズ 幅240×マチ135×高さ240㎜
印 刷 1色(黒)×1色(特色)
表面処理 なし
提げ手 OFJタイプ 紙単丸ヒモ
オプション なし
運賃送料 無料
 

紙袋に使用した素材

 

繊細な印刷に向いている片艶晒クラフト

片艶晒クラフト紙は本来褐色である未晒クラフト紙をほぼ純白になるまで漂白し、表面に平滑処理を施した用紙で、表面にうっすらとした上品な光沢があります。クラフト紙の中では印刷適性の高い素材で、今回も細かいグラデーション部分まで綺麗に印刷することができました。コート紙に比べて安価で、使いどころの多い用紙です。

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どんな用紙にもマッチする紙単丸ヒモ

紙単丸ヒモは再生紙を撚って作られた提げ紐です。紙の手触りが柔らかく、比較的安価ですが、見た目の安っぽさもなく大変人気のある素材です。どんな用紙にもマッチするのが特徴ですが、今回のようなクラフト紙との相性は抜群です。より重たいものを入れる場合は、紙単丸ヒモを3本編んで作られた紙三本ヒモをつかうとよいでしょう。

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細かいデザインを使用する時に、まず選びたくなるのはコート紙。しかし、今回の事例くらいの細かさであれば片艶晒クラフト紙でも十分に対応できます。片艶晒クラフト紙でも良い場合、コート紙をつかったほうが良い場合については弊社のほうで吟味させていただき、ご提案することも可能です。